バイオリン製作かわむら工房

バイオリン製作家 河村盛介・http://kawamuraviolins.com

展示会無事に終了

かなり間が空いてしまいましたが、大阪市中央公会堂で開催されました関西弦楽器製作者協会の展示会は無事に終了いたしました。

久しぶりの展示会はとても楽しく、色んな刺激を受けて、製作意欲が益々湧いてきました。

ご来場いただいたお客様、楽器を沢山鳴らしてくださった奏者の方々、色々と情報交換してくださった製作者の皆様、ありがとうございました。

5月12日(木)

今日の生徒さんTIさんは表板の作業でした。
前回からの続きで、アーチ削り。
テンプレートのカーブに合わせて、ノミでアーチを削っています。

MTさんは箱閉じの作業でした。
今回は表板と横板を膠で接着しました。
これでボディーの部分が出来ました。

TZさんは裏板の作業でした。
前回まででアーチが完成したので、裏掘りを開始しました。
キャリパーで板の厚みを確認しながら、ノミで板を削っています。

5月8日(日)

今日の生徒さんTYさんはバスバーの作業でした。
前回からの続きで、フィッティング。
表板の曲面に合わせて、バスバーを慎重に削っています。
あと少しです。

HK1さんは裏板の作業でした。
前回からの続きで、板の厚みだし。
キャリパーで厚みを確認しながら、豆カンナで板を薄く削っています。

IMさんも裏板の作業でした。
こちらはアーチ削り。
テンプレートのカーブに合わせて、ノミと豆カンナでアーチを削っています。

5月7日(土)

今日の生徒さんSYさんは横板の作業でした。
前回からの続きで、板の厚みだし。
カンナとスクレーパーで、所定の厚さに削りました。

AMさんはチェロブロックの作業でした。
Cバウツのブロックを、テンプレートのカーブに合わせて削りました。
続けて、横板を曲げ始めました。

TZさんは裏板の作業でした。
前回からの続きで、アーチの仕上げ。
表面の細かな凹凸を消すように、スクレーパーできれいに削りました。

展示会、明日です

展示会の準備でなかなか作業が進みませんが、裏板のアーチを削っています。

いよいよ明日から2日間、大阪市中央公会堂で関西弦楽器製作者協会の第12回展示会が開催されます。

私は、新作のバイオリン2本(ストラドモデルとデルジェスモデル)を出展します。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

4月28日(木)

今日の生徒さんTYさんはネックの作業でした。
前回からの続きで、握り部分の整形をされました。
続けて、一旦止まっていたバスバーのフィッティングを再開しています。

OGさんは裏板の作業でした。
厚みが仕上がった裏板のエッジを、ヤスリで丸めました。
続けて、ネック材の平面直角を出しています。

SNさんはネックの作業でした。
渦巻きの背面から前面にかけて溝を掘り終え、指板の作業に入りました。
指板の底面を平らに削り、側面を削って所定の幅にしています。

展示楽器

5月1日~2日に開催される、関西弦楽器製作者協会の第12回展示会で展示するバイオリンの写真を撮りました。

1本目:Antonio Stradivari 1713 "Huberman" モデル

2本目:Guarneri del Gesu 1731 "Baltic"モデル